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ハイエース カスタム ホイール&タイヤ交換!人もクルマも第一印象は足もとで決まる!? 第7章-1

ホイールひとつでスタイリングは大きく変わる

 

IV型セーフティセンスにも安心して使える

OS技研・デュアルコアNEOを投入し、

機械式LSDによるトラクション強化で

走行安定性を手に入れることができた愛車ワゴンGL。

 

次なる〝改〟適化は何にしようかと思案していたのですが

ふと気になったのは

200系ハイエースで課題とされている乗り心地悪さは

タイヤの影響なのか、足まわりの影響なのか

といった部分。

 

ワゴン専用リーフが採用されていて

バンより乗り心地がいいとされているワゴンGLでも

純正でLTタイヤが与えられているからか

細かなギャップが多い市街地走行だと

やはりゴツゴツとした印象は伝わってきます。

 

今なら車高も含めて足まわりはノーマルですから

タイヤ変更やインチアップ影響が判断しやすいと考え、

先にタイヤ&ホイール交換へ着手することにしました。

 

ファッションの靴と同じく、クルマも足もとで印象が大きく変わりますし、

街中ですれ違う機会が多いハイエースなだけに

ホイール交換へと取り組めば

オリジナリティが引き出せて満足度も高まるハズです。

 

 

ホイールだけでなく車高もノーマルなので、現状はどこにでも見かける一台。ミドルルーフのボディボリュームを考えれば、どうしても15インチの足もとが貧弱に感じてしまいます。

 

デザイン以上に悩ましいサイズチョイス

 

ということで、まずはざっくりとサイズの絞り込み。

 

「そんなこと知ってるって!」と怒られそうですが

ここでインチアップを簡単におさらいしておくと

メーター誤差やタイヤ干渉を防ぐために

タイヤ外径はノーマルに近い数字を目指すことになります。

つまりホイールサイズが大きくなればなるほど

タイヤのサイドウォールはどんどん薄くなっていくんですね。

 

見た目という部分では足もとが引き締まってカッコ良くなり、

サイドウォールが薄いと剛性もあってヨレにくいので

コーナリングなどでステア操作のダイレクト感も高まります。

 

ただ、サイドウォールが薄くなるということは

タイヤの衝撃吸収性能も同時に落ちていくということ。

サイドウォールのしなやかさ持たせたコンフォート系タイヤだったり

サイドウォールで衝撃吸収しやすい空気圧を探っていけば

乗り心地良さも狙っていけますけど、

思わぬ段差やギャップを勢いよく通過して

サイドウォールの変形量が限界越えしてしまえば……

ホイールへダメージが及んでしまう危険性もあり。

 

 


簡単な図ですが、インチアップでホイールを大きくするほどタイヤのサイドウォールは薄くなります。薄くなるほどにタイヤのヨレは少なくなっていきますが、衝撃吸収能力も低下。空気圧やタイヤ銘柄でも変化しますが、インチアップで乗り心地が悪くなったというのはサイドウォールの薄さが要因です。

 

 

また、インチアップと同時にリム幅も拡大されるのですが

グリップ力と引き換えに重量も増えていきます。

 

そうやって色々考えていくと

ワイドミドルのボディボリュームと足もとをバランスさせるなら

やはり17インチ以上のディスクは欲しい。

19や20インチなら足もとの存在感が強くてカッコいいけど、

耐荷重も考えればタイヤ選択肢は少なくなるし

未舗装路を走ることもあるので

サイドウォールの薄さからホイールへのダメージが怖い。

 

ということで、僕の場合は17or18インチがベストと判断し

狙いのホイールを探します。

 

 

箱形だから足もとに深みが欲しい!

 

100系時代は

「カスタム考えるなら迷わず5H仕様の2WD」と言われていたほど

履きこなせる6H仕様のホイールは限られていました。

 

でも、6H仕様に統一された200系は

ハイエース人気を受けて多彩にホイールが展開されていますので

デザインはもちろん、サイズにしても選び放題♪

これカッコいいな、あれもいいなと

雑誌やWEBを見て悩むばかりです。

 

ここでしっかりと足もとをキメるなら

目指している完成形を想い描いたうえで

ロワード量やオーバーフェンダー有無など含めて

デザインやインセットへアプローチすべきなんですが

僕はまだまだ方向性が定まっていない状態。

 

なので、

ボディがドンと乗っかっているような足もとの貧弱さ解消をメインに

■ボディと足もとのボリュームバランスを整える

■車高関係なく落ち着き感が出るように足もとの深みを強化

■時間がない時でもぱぱっと洗いやすいデザイン

をテーマにして候補を絞り込んでいきます。

 

あーでもない、こーでもないと

楽しく悩んでいた時にふと目にとまったのは

レイズ総合カタログ2019のオプショナルカラーページ。

 

走りの〝改〟適化を考えると

バネ下軽量化や剛性高さも気になるので

シビックなどスポーツ系へ乗っていた時に履いて軽さに感動した

ボルクレーシングのTE37は真っ先にチェックしていたのですが、

ハイエース用に設定されているTE37SBだと

設定カラーはプレスドダブルブラックとブロンズの二色のみ。

(TE37SBツアラーはブラック/リムDC)

 

6.5J×17で約7.5㎏という軽さや

1P鍛造の剛性高さはもちろんのこと

適度なコンケーブ感とリム深さ、

6Hに対してバランスのいいスタンダードな6スポークに

さりげなく高級感添えるマシニングロゴは理想的だったものの

黒ボディに漆黒と言える真っ黒な足もとは重厚すぎるし、

ブロンズアルマイトはスポーティすぎるなと見送っていたんです。

 

ただ、レイズ総合カタログ2019のオプショナルカラーでは

一本あたりベースカラーの¥3000〜¥4000アップで

全13色ものカラーが選べると記載されていました。

 

https://www.rayswheels.co.jp/products/wheel.php?lang=ja&wheel=TE37SB

 

※WEBの紹介ページではなぜかオプションカラー選択が記載されていませんが、2019総合カタログにはしっかり記載されています。設定カラーはTE37・SAGAと同様となりますので、カラー詳細はSAGAのオプションカラーをチェックしてください。

https://www.rayswheels.co.jp/products/wheel.php?lang=ja&wheel=TE37SAGA

 

TE37SBへ今年密かに設定されていたオプショナルカラー。マットブラックやダッシュホワイト、マグブルーなど多彩なカラーが用意されていて、質感高いスポーティさの演出が可能となっています。

 

 

そんなワケで、色々悩み悩んだホイールは

レイズ・ボルクレーシングTE37SBに決定しました。

 

サイズは足もとの深みを欲張って8J×18とし、

インセットも「オーバーフェンダー貼ればなんとかなるか」との考えで

フェイス1の38ではなく、深み際立つフェイス2の30をチョイス。

オプションカラーは重厚すぎない艶やかな黒を狙い、

ダイヤモンドブラックでオーダーしています。

 

 

黒の同系色でも圧巻とも言える重厚感のブラストブラックよりも艶やかな色合いで高級感高まるダイヤモンドブラック。スポークやリムフランジへ細やかに刻まれたマシニングとも相性は良く、光の当たり方で発色加減が微妙に変化していく部分もお気に入りです。

 

 

 

乗用タイヤにする? LTタイヤにする?

 

ということで、無事にホイールが決まったので

いよいよタイヤをチョイス。

 

8J×18の場合だと

純正と同じ外径を狙っていくなら

225/50からのチョイスとなりますね。

 

LTタイヤから選ぶなら

18インチはブラックレターですが200系定番LTタイヤの

TOYO H20

https://www.toyotires.jp/product/other/h20/

 

18インチで業界初のホワイトレター採用となる

オーレンカウンター ニューストリート

https://allencounter.com/

 

といった感じでしょうか。

 

 

ただ、今回はインチアップだけでなく

乗用タイヤに変えての乗り心地変化も確認したかったので、

225/50の18インチ乗用タイヤを物色します。

 

ミニバンなどでもよく使用されるサイズなので

まさに選び放題といった状態ですが

ここで注意したいのはロードインデックス。

 

225/50R18 95V

といった具合に記載されているなら

95となっている部分の数字ですね。

 

ここに関して説明すると非常に長くなってしまうので

グッドイヤーのタイヤサイズ説明

ご参照ください。

https://www.goodyear.co.jp/knowledge/size.html

 

 

で、僕の場合は

200系デモカーで履いているケースが多く、

ロードインデックス99で

空気圧と負荷能力が通常よりも高く設定されたエクストラロード(XL)規格となる

ハンコック・VENTUS V12 evo2をチョイスしてみました。

https://www.hankooktire.com/jp/passenger-cars/hankook-ventus-v12-evo2-k120.html

 

 

200系デモカー取材で見かけることも多く、ロードインデックスが他のアイテムよりも高くてエクストラロード規格だったため、ハンコック・VENTUS V12 evo2をチョイス。トレッドパターンが比較的スポーティに仕上げられているのも選択理由のひとつでした。

 

 

ホイールナットも重要なアクセント

 

こうして無事にタイヤ&ホイールが決まりましたが

愛車にマッチングするにはホイールナットが必要です。

 

個人的にはロックナットを与えて

ナット一本だけ見た目が変わるのはイヤ。

ただ、万が一のことを考えれば……

やっぱり盗難対策は必要でしょう。

 

6角と近いイメージの7角をロックナット代わりとするアイテムもありますが

ナットキーを必要とするタイプよりガード能力は低いし

いっそのことクルマ側のセキュリティを変えて

ジャッキアップ感知できる傾斜センサー追加しようかなどとも

考えていました。

 

すると、ESSEXのラインアップに

2ピースシェルナットという

まさに理想のアイテムがあるじゃないですか!

http://www.essex-japan.com/lineup/category/accessary/

 

これならスポーティなTE37SBにもバッチリ似合いますし、

ロックナットを与えつつ、見た目を統一することが可能です。

 

 

シェル装着前のナットまわり。こんな感じで一本だけロックナットだと違和感残りますが、ここからシェルを装着するので見た目は一切問題なし♪ また、シェルも含めてナット一個あたりの重量は47gと軽量に仕上げられています。

 

 

なお、カラバリ豊富なシェル部分は

ストレートなナットデザインのクローズドエンド、

シェルエンドに滑り止め処理のあしらわれたローレットの

2タイプが用意されています。

 

僕はナットの貫通感があるローレットで、

スタンダードなブラックをチョイスしてみましたが

ナット側面に刻まれたESSEXロゴも

スポークのマシニングロゴとリンクしていい感じ♪

 

 

シェル装着でのナット長は53㎜となるため、フェイス2のコンケーブでもしっかりと主張されるレーシーな存在感。ナット側面のロゴ位置を統一してみようと何度かチャレンジしてみましたが、うまく揃わない……。

 

 

 

ちなみに軽量なアルミシェルは

同梱されている樹脂アダプターで手締めするのですが、

内部にOリングが配置されているので

きゅっとした手応えまで締めればOリングの反発力が

緩み止め効果をしっかり発揮してくれますよ。

 

 

 

貫通仕様と思っていたローレットシェルですが内部はしっかり閉じられていて、洗車や雨天走行も安心。また、シェル内部にはゴムの反発力で緩み止め効果を持たせたOリングも与えられていて、軽く手締めする程度でも走行後に一切緩みは生じていませんでした。

 

 

 

足まわりノーマルでタイヤ&ホイールのみ交換。サイドウォールが薄くなったためかノーマル時よりも一層腰高な雰囲気にはなりましたが、フェイス2のコンケーブで足もとはドッシリとしました。センターキャップレスで見えるハブの錆対策、わずかにはみ出たインセットも今後対策していきます。

 

 

さて、内容が予定より長くなってしまいましたので

インチアップや乗用タイヤの乗り味変化、

気になるタイヤ&ホイールの重量チェック、

空気圧の重要性などは

次回のブログで紹介していきます。

ご期待ください。

 

Kカーからトラックまでチューニング、ドレスアップ問わずにカスタムされた乗り物大好きなフリーライター。カスタムは楽しければOK、1+1=2ではなく0にも4にもなるのがクルマいじりの魅力だと考えています。今回マイカーとして購入した200系では、いちオーナーとして気になるアイテムがどうなのかや不満&疑問解決なんかに取り組んでみます。「こんな不満を解消するにはどうしたらいいの?」とか「このアイテムが気になるからわかりやすく知りたい」といったリクエスト、絶賛受付中!

四馬力

 

info@yonbariki.com

 

 

 

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